旦那の坐骨神経痛が治っちゃった話
こんにちは、くれこです。
アラフィフで、ちょっと年下の旦那さんがいます。
今回は、坐骨神経痛について。
長きにわたり坐骨神経痛に苦しんでいた旦那ですが、なんと自力で克服しました。
どうやったのかというと、ストレッチだけです。詳しくは後ほど。
坐骨神経痛に悩む旦那のために、相当GoogleやYouTubeを漁りまくった私でしたが、何をやっても一向によくならず。
そしてその姿を見て思ったのが、「一言に坐骨神経痛と言っても人それぞれだな」ということです。
どんな経緯か、どんな体格か、どんな生活をしているか――きっと人それぞれなので、一概に「これがいい」とは言えないのだなと痛感しました。
なのでストレッチの方法をお伝えする前に、まずはうちの旦那の経緯を見ていただく方が、より参考になると思います。
ここから、旦那の腰痛から始まる坐骨神経痛の経緯をご紹介していきます。
旦那さんの腰痛から坐骨神経痛への遍歴
もともと腰痛持ちで、きっかけは20代の頃、ゴルフの練習場でやらかしたぎっくり腰でした。
旦那は身長も高めなので、姿勢も悪いです。
20代の頃の調子に乗って、ろくに準備体操もせずに朝からゴルフの打ちっ放しに行き、グキッとやってしまったのです。
その時はさすがギックリ、立つこともできなくなり、タクシーに乗るのも大変な状態でした。
当時はまだ結婚前で、かいがいしくお世話するくれこでした。
座ることもできず横になる彼に、食事を口に運んであげたりもしていました。
なんていい彼女なんでしょう。今や見る影もありません。
それはさておき、腰痛はブロック注射を打ちまくってなんとか回避。
若さの力で復活したものの、数年後にまた再発しました。そんなことを繰り返して、旦那も40代に突入。
コロナ禍で在宅勤務が始まり、空いた時間でダイエットや運動を続けて一時腰痛を解消したものの、40代半ばを過ぎた頃から腰痛が再び繰り返されるようになっていました。
本人曰く、「やっぱり40を過ぎると太りやすいなぁ」とのこと。
そんな旦那が腰痛をだましだましやり過ごしていたある日、今度は足がしびれる現象が起きました。
腰ではなく、太ももの裏からふくらはぎまでがしびれるというのです。
そうです、坐骨神経痛の始まりです。
そのきっかけは、とある怪我が原因で安静にしなくてはいけなくなり、運動不足がさらに進行したのではないかと本人は振り返っています。
怪我が治っても足は痺れっぱなし。
とりあえず痛すぎるのでレントゲンを撮り、恒例のブロック注射を打って様子を見ることにしました。
ただ、ただの腰痛と違い、坐骨神経痛にはブロック注射が効かなかったようです。
【悲報】ブロック注射が効かない
ブロック注射が最後の切り札だった旦那はかなり落ち込みました。
その代わりに痛み止めを飲み始めます。
最初はカロナールやバファリン、そのほか病院で処方される薬を試していましたが、坐骨神経痛には痛み止めも効かないという残念な結果に。
さらに、仕事では車での移動や長時間座る業務が多く、坐骨神経痛は悪化するばかり。
通っている病院ではペインクリニックを紹介される寸前まで追い込まれました。
友人に勧められてキヨーレオピンを飲んでみました。
高いけど、仕方ない!と即購入。
これも旦那にはあまり効果がなかったようです。
紹介してくれた友人には「すごく効いた」と言われていたので、やはり人それぞれだと実感しました。
神経系の薬を飲み始める
痛み止めが効かない中、しびれや痛みに悩まされ、ついに神経系の薬を飲むことに。
この薬は思ったより効果があり、しびれや痛みが軽減します。
旦那は何ヶ月も飲み続けることになります。
しかし、この薬もかなり高額。しかも、神経系の薬を毎日飲み続けるのは健康面でも不安が残ります。
とはいえ、痛みに耐えられない状態だったので、旦那は薬を手放せない日々を送っていました。
リハビリに通い始める
薬漬けの日々を改善しようと、旦那は行きつけの整骨院でリハビリを開始。
週に1回の頻度で、ストレッチや生活習慣、座り方、姿勢について指導を受けていました。
最初は期待していたものの、残念ながら旦那にはあまり効果がなかったようです。それでも、リハビリと薬を続ける日々が半年ほど続きました。
「いつも痛い」という現実
旦那の話を聞いて、くれこは驚きました。
坐骨神経痛は人によってはほぼ「いつも痛い」状態になるというのです。
起きていても痛い、寝ていても痛い、食事をしても痛い、お風呂に入っても痛い。
まさに残酷物語です。
さすがに可哀想になり、この頃から、私はYouTubeで見つけた坐骨神経痛改善ストレッチ動画を旦那のスマホに送りまくりました。
「これで治る!坐骨神経痛」みたいな動画が山ほどありますからね。
ところが、ストレッチをしようにも「痛くてできない」という状況。
無理にやらせるわけにもいかず、ストレッチは一旦中断しました。
私もストレッチ動画の“押し付け”を止め、薬を減らしながら様子を見ることにしました。
ある日、転機が訪れる
そんなある日、旦那がついにストレッチを再開することになります。
「これくらいしか方法がない」という結論に至り、少し痛くても試してみることにしました。
運動不足も溜まりに溜まっている状態で、旦那の体はかなり硬くなっていました。
床に座らせてみたところ、驚愕の事実が発覚。
旦那は「座れていない」のです。坐骨神経痛の影響で、足の曲げ伸ばしがきつく、椅子生活が当たり前に。試しに床に座らせてみたら、背中が後ろに倒れそうになり、腕で支えないと座れない状態でした。
「もしそのまま年を取って、この状況が続くなら、私は面倒を見ませんからね!」
私は思わず本音をぶつけました。「速攻で施設に入ってもらいますからね!」と。
しょげる旦那に追い打ちをかけ、「少し痛くてもしょうがないからストレッチをしなさい」と言い聞かせ、ようやく渋々了承。
まずは座れるようになるためのストレッチを始めました。
具体的にはこちらのポーズを参考にしました。
ヨガのポーズでは「パリヴルッタジャーヌシールシャーサナ」というそうです。
かっこええ。
「こんなのできるわけないだろ!」と思うかもしれませんが、安心してください。
これはあくまで目指す形で、実際にはこれを100万倍簡単にしたポーズを取り入れています。
要は頑張って片足開脚して、体の側部を伸ばす、ということです。
ストレッチの効果と改善の経過
旦那がこのストレッチを始めたのは、くれこが旦那に「床に座れなきゃどうすんだ!もう知らないよ!」と半ば強引に言い放ったのがきっかけでした。
最初はもちろん、足をまっすぐにすることもできず、手を後ろについていないと座れない状態でした。
「辛い」「無理」「痛い」と泣き言を言っていましたが、
「できる範囲で少しずつでいいから、伸びて気持ちいい程度でやってみて」と優しく(?)説得。
このストレッチを1回2~3分、1日2回やることをルーティンにしました。
坐骨神経痛が楽になっていく
旦那がこのストレッチを始めてから約1週間後、驚きの言葉を口にしました。
「最近、なんだか坐骨神経痛が楽になってきた気がする」と。
あれほど悩んでいた坐骨神経痛が、たったこれだけのストレッチで楽になるなんて…
正直、私は半信半疑でしたが、「それは良かったね!引き続き頑張って」と軽く応援。
さらにストレッチを続けること2週間。旦那はこう言いました。
「もう薬を飲まなくても大丈夫だよ」と。
これには私も驚きました。
具体的な変化
詳しく話を聞いてみると、こういうことでした。
我が家には小学生の息子がいます。彼はサッカーをしており、練習試合や遠征で遠くまで車で送ることがよくあります。
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くれこは無免許ですので、このお役目はやっていません。
車の運転は坐骨神経痛にとって大敵。運転中にしびれや痛みがひどくなることもしばしばでした。
私たちはシェアカーを利用しているのですが、車種を選ばないと旦那にとっては致命傷になります。
座席が低いタイプだと特に辛い。
タクシーを使う場合でも背の高い車種でないと乗れないほどでした。
そんな旦那が、薬なしで片道2時間の運転をこなせるようになったのです。
さらに、その後も何度か運転する機会がありましたが、痛みやしびれが再発することはありませんでした。
日常生活への影響
業務中の長時間の椅子作業についても変化が見られました。
以前は「痛い、痛い」と言いながら作業していたのが、今では全く痛みを訴えなくなりました。
これまでの経緯を考えると信じられないような話ですが、旦那曰く、やはり「地道にストレッチを続けたのが良かった」とのこと。
いまでは普通に走ったり、夫婦でサウナにいったりしています。
くれこがサウナーなので、その影響もありますね。
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それにサウナは、軽度の坐骨神経痛にはなかなか良さそうです。
とはいえ、坐骨神経痛が本当に痛いときは水風呂でしびれがひどくなったりますので、要注意です。
もし坐骨神経痛が改善したら、ぜひ行ってみてください。
そんな旦那は坐骨神経痛を改善し、禁煙までやりました。
調子に乗っていい感じです。
ちなみにヘビースモーカーだった旦那が禁煙に使ったのはこちら。
これならタバコやめられる!といつもいって、知人に配りまくっています。
禁煙できたのも、坐骨神経痛再発を防いでくれているのかもしれません。
まあ、百害あって一利なし、ですしね。
最後に
ここまでの話を読んで、坐骨神経痛に悩む方々には「ストレッチってやっぱり効果があるんだ」と感じてもらえたら嬉しいです。
ただし、旦那のケースがたまたまストレッチで改善しただけで、冒頭でも述べた通り「人それぞれ」です。全員に当てはまるわけではありません。
最も重要なのは、自分の体の状態や症状に合わせて無理なく取り組むことです。無理をするとかえって悪化してしまう可能性もあるので、焦らず続けてください。
坐骨神経痛に悩む皆さんにとって、少しでも参考になれば幸いです。