クレームは誰がやるべきか
こんにちは、くれみすとです。自称やさしいクレーマーです。
正しいクレームをすることで、人生を豊かにしよう、という考えでこのブログを運営してます。
今回は「クレームは誰がやるべきか?」について掘り下げたいと思います。
この記事を読んでいただきたい方
- クレーム出来ずにモヤモヤしている
- 自分じゃ交渉できないから人に代行しようか迷っている
- なんとなく「クレーマー」についてググっている
そんな中、くれみすとがとっても気になるサービスがありました。
なんとクレームを代行してくれるというサービスです。
苦情(クレーム)電話代行業とは
いいですね。このサービス。
どんな方が対象かというと
素直で真面目な人ほど鬱憤を溜め込んでしまいがちです。
https://baitodenwakowai.com/
しかし、いつまでも我慢していると身がもちません。
言いことや訴えたいことがらがあれば思い切ってはなすのも
ときには大事です。
だそうです。くれーまーとして、おもいっきり同感です。
「なんで私が我慢しなくてはいけないの?」と思っている方です。
時間も金も使って
迷う、選定するという精神的パワーを使って
結果、嫌な思いして我慢する、泣き寝入りする
3重苦です。これじゃヘレン・ケラーです。
これをどうして泣き寝入る必要があるんでしょうか?
我慢する必要なんてありませんよね。
さて、この代行サービス、
くれみすとは勝手に、「ああ、同じ方向のお考えの方だ!」
と共感しています。
このサービスの面白いところは「なりすまし」に対応するそうです。
なりすまし?っていうと危なく聞こえますが、
「あなた(相談者)になりすまして苦情をいいます」ということです。
仮にAさんが相談者でしたら、電話するのは請負人のBさんです。
Bさんは「私はAです」と名乗って苦情するんですね。
どうしても話や交渉ができない!という人もいるかもしれませんので
ありなサービスだと思います。
「必殺仕事人」というドラマを思い出しました。
悪人にひどい目に合わされた人が、仕返しを仕事人に依頼する時代劇です。
悪をこらしめるために裏で暗躍する人たちが仕事人です。
若い人は知らないかもしれませんね。
必殺仕事人はさておき、
プロにクレームしてもらうのは、クレーム初心者さんがやるよりは成果は高いかもしれませんね。
もし私も請負すれば、かなりの確率で遂行できる自信があります。
この手のサービスはほかにもあります。
退職代行サービス
クレーム代行サービスに似ていますが
少し前に話題になった退職代行も
同じ種類のサービスです。
この退職代行サービスは、退職したくても会社に言えなかったり、
言ったけど聞いてもらえない人の代わりに退職の交渉を行ってくれます。
これも交渉代行、いわばクレーム代行サービスですね。
何社も転職してきたくれみすとには、なぜこのようなサービスが増えているか
なんとなくわかる気がします。
我慢していやな会社に勤めているよりはとっとと辞めて次の人生を歩もうよ、
ということでは非常に有効と思います。
なお退職代行にかかる料金は
正社員50,000円、アルバイト30,000円だそうです。
さて、そろそろ本題に移ろうかと思います。
あらゆるクレームは代行することができる
クレーム最終代行者は弁護士さん
クレームはなんでも代行可能なんです。
クレームの最終代行者は弁護士さんではないでしょうか。
弁護士さんは法律を基準に依頼人のクレーム代行をするのが仕事です。
もう話し合いとかでは解決できないほど煮詰まってどうしょうもないときには、
法に訴えるしかないので、その場合は弁護士さんの助けが必要ですね。
「もうガチンコしかない」のときにお世話になります。
ではここからはクレーム先のレベルなど詳しく見ていきながら、
クレーム代行について掘り下げていきます。
主なクレーム先一覧
人生におけるクレーム相手先レベル一覧です。
このクレーム一覧は、数字が上がるほど、揉めた時の交渉成立難易度は上がります。
レベル1 企業:安価商品、サービス購入
レベル2 企業:高価商品、サービス購入
レベル3 企業:自分の勤める会社
レベル4 個人:友人、知人
レベル5 個人:パートナーなど並列な人
レベル6 個人:兄弟、姉妹、親戚
レベル7 個人:親、子供
ざっとこんなところだと思います。
身内の揉め事ほどやっかいです。
レベル1~3のクレームをしない人は、難易度低めのクレームすら経験値が皆無です。
それでも、ある日高難易度クレーム先との揉め事は突然やってきます。
いきなりレベル5のパートナーとか、レベル7の親とかと揉めるので相当苦労します。
小さなレベルの交渉慣れがないので頭真っ白、混乱状態になるんです。
そうすると精神は不安定になります。
精神が不安定だと感情的になりすぎたり、大事なポイントを抑えられずに見逃してしまったり
理屈を詰めきれなかったり。結局大きく損をします。
離婚問題はいまでは珍しくもなんともないですが、とても精神的ダメージが大きいです。
揉めて揉めて裁判したものの、相当な精神的ダメージでつらい
ということになってしまいます。
単純に考えて、レベル1~3などの難易度低めの相手にさえクレーム経験ない人は
レベル4以降の深い人間関係がある相手と交渉するのはとても難儀になります。
「身内なら大丈夫よ」という方もいますが、身内だからこそ、壮絶です。
くれみすともその経験は幼少期よりしてきました。
低難易度の企業相手のクレームも苦手で、交渉を避けるクセのある人も、
厳しい交渉せざる得ないときがだいたいやってきます。
その場合「今回は交渉するしか無い」となります。
人に頼んで代行という現象が発生しますが、そこについて掘り下げます。
人にクレームしてもらう問題
一般的にクレーム代行は、身近な人が行います。
近い人に問い合わせやクレームしてもらったことありませんか?
- 親にクレームしてもらった
- 知人にクレームしてもらった
- 旦那さんにクレームしてもらった
「女性がクレームするより、男性のほうが良い」とか
「若い人がクレームするより年配者がよい」とか、
事情もあるかもしれません。
くれみすとも頼まれて代行したことがあります。
くれみすとのクレーム経験のうち、10%くらいは家族、知人の代行だったと思います。
代行クレーム代行の結果
くれみすとはクレーム得意なので、ほぼほぼ解決することができます。
結果が出るとクレームの持ち主さんは
「ありがとう~たすかったよ。」といって、とても感謝してくれるんです。
役に立ててよかったと思う反面、すっきりしませんでした。
代行しちゃうとその人の経験値にはならないな、という反省
返品や返金してもらったり、交換させたりと、損はとりもどしたものの
結局それだけなんです。
くれみすとの結論は、自分でクレームすると、良いも悪いも本当にいろいろ考えます。
本人がクレームしないと、その人の経験値にならないです。
この経験値は一生つかえるものなので、もったいないですね。
「クレームは本人がやらなきゃもったいない」
自分で実行しないと、交渉力はつきません。
普段から交渉すること、意見を言うことが疎くなっていきます。
ささいなことも発言、交渉もできなくなっちゃいます。
クレームは失敗でも意味がある
ここでクレーム失敗に終わったケースを考えます。
納得の行く対応をしてもらえなかった場合です。
クレームにつかった労力がムダになります。
クレーム失敗、意味有るの?
という考えもあります。
実利がなかったら、意味がないのでは?ということですね。
ただ、泣き寝入りよりは遥かにいい理由があります。
それは、クレーム後は小さくても交渉の経験値が残り、
不満な企業の商品やサービスがはっきりすることにより、時間的、精神的な「見えない財産」が生まれます。
我慢は美徳ではない
我慢や泣き寝入りはなんだか美徳と思われますよね。
でも実際はどうでしょうか?
モヤモヤして、後悔して、不満を抱えてずーっと道連れです。
くれみすとはしつこい人間でして、なかなか忘れられません。
負ける必要のないのに負けをつけて、得るものもなく、泣き寝入り…。
次回に生かされることもなく、交渉力のトレーニングにもならず、我慢してしまう。
せいぜい家族や友人に愚痴るくらいでしょうか。
愚痴られる方はたまったもんではありません。
誹謗中傷は我慢が生む
WEBやSNSで誹謗中傷する人がいます。
誹謗中傷する人は、リアルでは発散できない気持ちを抱え、その反動で匿名で誹謗中傷、という構図は否定できないものです。
誹謗中傷専門の弁護士さんのサイトに誹謗中傷しがちな人の特徴がまとめられました。
ネット誹謗中傷弁護士相談cafe より
なるほど、と思います。
誹謗中傷する人の方を持つきはさらさらありませんが、我慢するとろくな事はありません。
ネットでそんなことする前に、自分のリアルでできることはたくさんあるのではないでしょうか。
モノやサービスがあふれるいまの社会では、我慢は美徳ではありません。
泣き寝入り経験は人生の見えない負債となります。
クレームはみっともない、という常識が邪魔をする
なぜ、我慢するのでしょうか?
クレームはみっともない、はしたない、という常識があります。
なんででしょうか?なんで意見や請求行為がみっともないんでしょうか?
関連記事 クレームについて考える
これ以上、我慢強くなってどうするんだ?
って思います。
例えばこんな我慢があります。
- ブラック企業に勤めていて辛い(くれみすとも経験あり)
- 育児家事ワンオペ状態
- 家族の依存がひどくて自由がない
こんな状況を抱える原因は、日々の小さな交渉から目をそむけた事によるツケとは考えられないでしょうか?
しつこく書いていて恐縮ですが、クレームとは「交渉力のトレーニング」なんです。
交渉力は人生の財産となります。
ただ、代行してもらって伝えられ、気が済んだとしても、手元に財産が残りません。
ただ泣き寝入りしなかっただけ負債は残りませんが、できるなら自分の財産になるように
自分自身が行ったほうがベターだと思います。
まとめます
今回のテーマは「クレームは誰がやるべきか」でした。
結論は自分でやったほうがいい、ということだと思います。
自分で小さなクレームをすることで、普段から交渉力のトレーニングを行い人生の有事に備える
自分でやったクレームは確実に力になります。
代行サービスもありますが長い目でみて「セルフクレーム」を応援したいです。
自分しか頼れません。
頼っていた身内ですら、いつ交渉先になってもおかしくないからです。
自分以外の人にお願いしても、自分の交渉力にはつながらないので、
小さくても身近な商品やサービスについてクレームを積み重ねていけたら良いなと思います。
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@iroiroarimasug1
最後までお読み頂きありがとうございました。